毎月28日は六本木不動院寄席。
リクエスト落語という企画である。
今回は「あたま山」
あらすじ
”さくらんぼを種まで食べた人が頭から芽が生えて桜の木に育つ
立派な桜の木だから花見客が頭の上にごった返す、これがうるさい
で、頭の桜の木を引っこ抜くと頭にくぼみが出来た
雨が降るとそこに水がたまって魚が湧く、釣り人がやってきて騒ぐ
あんまりうるさいので頭の池に身を投げた。”
こんなよくわからない噺、誰が考えたのか。
少なくともまともな人じゃあないだろうとまともな私は考える。
案の定、私がやると変な雰囲気の噺になってしまった。
本来は音曲を流しながら陽気に落語っぽく花見のシーンをやるのだけど、
今回はカット。音曲無いしね。
落語ファンはこのあらすじだけはみんな知ってて、陽気だし凄い噺だと思ってる人が多いのかもしれない。実際はなんか暗い噺だと思う。
世間と離れて溶け込めなくて悩みに悩んで。
私が勝手にそう思ってるだけなのだけどね。全ての落語には作者がいたはずで、
作者の気持ちを考えて(間違ってるかもだけど)、これは悩んでいる噺なのだから終始悩んで終わらせたいと思う。最後に身を投げたのは耐えられなくなったから。
後はここからもうちょっとだけ続くぞいをやってみたい。本当にちょっとだけ。
今日はそれが思いつかなかった。次回まで考えよう。
と珍しく落語について考えてみたのであった。
お粗末!!!