今年最後の百席と芝浜

12月26日今年最後の独演会。

年末の忙しい中、キャンセルもありますが満員のお客様、こんなうれしいことはありません。

ただ感謝です。私の落語を聴いてくれて、ただ感謝です。

演目は

 

『お化けの気持ち』立川春吾作  

 

『笠   碁』

 

仲入り

 

『富   久』

 

でした。

 

 

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立川春吾作、『お化けの気持ち』。春吾兄さんがやっていたより古典に近づけてみました。いや、私が演ったら勝手にそうなっちゃいました。兄さんに音源送ったらまたやっても良いとのことなので、隙を見つけてやってみます。談春師匠の前ではやりません、、(震え)

『笠碁』

今年、とにかく演った落語。演る度に変わっていくのは稽古が足りないからなのだろうかしら。好きな噺、本当はもっとギャグ増やさないとだめなのわかっているんだけど、このままのが好きなんだよなぁ。そのうちどうにかしよう。

 

『富久』

この会は一度やったネタをやらないつもりでしたがある人から、『年末は年末の噺がお客さんは聞きたいと思うよ』と言われ、あ、そうだなぁと。で、「富久」。

うん、どうだったのだろう。どうすればいいんだろう。そう思いながらとりあえずの精一杯。今年演った落語の色んなところがたくさん役に立ったような気がします。

大ネタやる前には他の噺をやることが色々必要なんだと再認識しました。再確認。今あるネタで出来る「富久」でした。まだまだ私には落語が足りないなぁ。

 

 

さて、今年ももう終わりです。これを書いているのは大晦日。師匠談志の『芝浜』をDVDで見た後です。 

”談志の『芝浜』は嫌いだ”という人がいる。私にはそれがわかんない。いや、言ってることはわかるけどその感覚がわからない。いや、感覚もわかる、うーん。

とにかく、その嫌い(わからない)という感覚がもったいないなぁ、と思う。

師匠談志の芝浜は、絶品です。誰がどう否定しようと絶品。立川談志の十八番を三席言えといわれたら必ず入る。真剣に観て聴いても、一部分だけ観て聴いても、素晴らしい。

これを知ってる兄さん師匠方は本当、芝浜やるの嫌なんだろうなぁ。

それでもやってるのは尊敬するなぁ。

うん。

 

というような訳で、最後に変なことを書いてしまいましーた。今年も立川談吉にお付き合いいただきましてありがとうございます。来年もよろしくお願い致します。

 

 

『よいお年を』 

 

 

 

立川談吉  印